『Injustice 2』DCコミックのヒーロー&ヴィランがド派手に戦う格闘ゲームをいち早くプレイ【gamescom 2016】

●ヒーロー&ヴィランだって成長するんです! RPG的な要素が楽しい

 2016年8月17日~21日(現地時間)ドイツ・ケルンにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2016が開催。ここでは、ワーナー ブラザース ブースにて行われた、『Injustice 2』のプレゼンテーションの模様をお届けしよう。

 『Injustice 2』は、バットマンやスーパーマンなど、DCコミックのヒーローがタイトルの垣根を超えて戦う、アメコミファンにはたまらない格闘ゲーム。『モータルコンバット』シリーズなどでおなじみのNetherRealm Studiosの開発を手掛けており、2013年にリリースされた『インジャスティス:神々(ヒーロー)の激突』の続編にあたる。

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 ヒーローどうしの戦いらしくド派手な演出が楽しい本作だが、もうひとつの特徴がRPG的なキャラクターの成長要素。最初はスタンダードなコスチュームに始まるが、ゲームが進行することで各種装備がアンロックされ、身につけることでキャラクターの能力が上がっていくのだ。装備にはそれぞれ特性があるので、「攻撃が好きな人は攻撃重視の装備で」とか「ディフェンス重視なので、防御力が高い装備をつける」といった具合に、自分のプレイスタイルに合わせてカスタマイズすることが可能。デモでは、レベル20時のバットマンやスーパーマンの装備が紹介されていて、「これは本当にスーパーマンなのか?」といったほどの変貌ぶりだが、実際のところ各キャラクターの装備はクールでかっこいい。担当者によると、「装備は1000種類くらいある」というから、相当な充実ぶりだ。

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 gamescom前の段階で明らかになっていたプレイアブルキャラクターは、バットマン、スーパーマン、アクアマン、ワンダーウーマンという前作から引き続いての登場となるヒーローに加えて、スーパーガールやゴリラ・グロッド、アトロシタス、ブルービートルといった面々だが、今回gamescomに合わせて、ハーレクインとデッドショットという、『バットマン』でおなじみのヴィランたちが発表された。ハーレクインやデッドショットというと、日本でも9月に劇場公開される、DCコミックのヴィランが主役を張る『スーサイド・スクワッド』にも登場するが(デッドショットを演じるのはウィル・スミス!)、国内でもぐんぐんと注目度を集めそう。

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 というわけで、プレゼンの後で『Injustice 2』を体験することができた。やはり秀逸なのは、とにかく派手な演出。たとえば、バットマンの必殺技の場合、バットウイングで対戦相手を空中高く持ち上げて、バルカン砲で撃ちまくるといったとんでもない演出が楽しめる。また、対戦中にステージが変更されるというシチュエーションもあり、クルマにはねられて吹っ飛ばされて舞台チェンジといった豪快な演出には、思わず笑ってしまう。操作方法は、基本は前作を踏襲しているとのことだが、ボタンを押しているだけでも楽しいといった間口の広さを持ちつつも、コンボが決まるとさらに爽快といった奥深さもありそう。対戦相手のコンボを打ち破る“コンボブレーカー”なるシステムもあり、やりこみ甲斐もりそうだ。

 ちなみに、今回のプレゼンでは明らかにされなかったが、前作で好評だった“ストーリーモード”は本作でも健在。『Injustice 2』では、ヒーローたちのどのような物語が紡がれるのか……期待したい。
『Injustice 2』はプレイステーション4、Xbox One向けに2017年発売予定。いまのところ日本での発売は決定していないが、前作も国内でリリースされているところから、ほぼ高い確率で日本での発売を期待してもよいのではあるまいか。